DRIVEとは『前に駆り立てられる』という意味をもち、 やってみたいという目標を持ち、試行錯誤しながら チャレンジし成し遂げるまでの様子を表します。こどもにとって遊ぶことは仕事であり、 遊びから生きる術を学び成長してくことに焦点をあてた療育を行います。
健康と生活は、子どもの暮らしそのものと言えます。非常に重要な領域であり他の4領域と深く関係しますので、その関係性を分析して総合的に支援します。健康は身体面だけではなく、心理・精神面も含めた両面があると捉えています。健康を保つことやよりよい健康状態になることができるように、他の領域との関係性を分析して支援します。生活は、衣服着脱・食事・排泄などの身のまわりのこと、歩く・電車に乗るなどの移動のこと、お手伝いを含む家事に関連すること、保育所・学校園に関連する諸活動、遊びや余暇活動などがあり、子どもが行う全ての活動について支援します。具体的には、基盤の育ちから応援したり、具体的なやり方を練習したり、環境の工夫をしたりなどを織り交ぜて支援します。
人間関係・社会性
人間関係・社会性は他者や周囲が関係し、他者や周囲に気づき、他者や周囲をどう捉えて、どう行動・発信するかが必要になります。
したがって、「認知・行動」「言語・コミュニケーション」「感覚・運動」の領域と深く関係しますので、その関係性を分析します。その分析をもとに、
基盤の育ちの機会を提供したり、具体的に方法を教えたり、他者との交流の機会を提供したりなどを織り交ぜて支援します。
言語・コミュニケーション
コニュニケーションは、相手との情報の連鎖すなわちお互いに入力と出力が連続します。言語はさまざまな面があり、下支えする基盤があると考えられます。またこの領域は、ひととの関係において必要となる領域であると考えられます。
これらのことから、この領域においては、特に「感覚・運動」「認知・行動」「人間関係・社会性」の領域との関係性を分析します。その分析をもとに、基盤の育ちの機会を提供したり、学びやすいように段階づけをしたり、環境を調整したりなどを織り交ぜて支援します。
認知・行動
認知には感覚-知覚-認知という階層があると考えられ、行動は運動とよく似た領域と考えられます。したがって、特に「感覚・運動」の領域と関係づけながら分析します。その分析をもとに、基盤の育ちの機会を提供したり、学びやすいように段階づけをしたり、環境を調整したりなどを織り交ぜて支援します。